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採用情報ニュース
地元の高校1年生がインターンシップに来ました。
先週12月3日と4日に地元の高校1年生がインターンシップに来ました。
今回は1学年全員が対象となっており、1dayインターンシップを2日間で計画されており1人2社に参加する内容でした。
当社には1日目、2日目共に3名が参加し、合わせて6名の学生さんに参加していただきました。
今回のインターンシップは自分達で注文を受け、自分達が受けた注文を自分達で加工して完了させる内容でした。
その為、ただ職場体験は機械加工だけでなく、事務仕事も体験してもらいました。
午前中はオリエンテーションでインターンシップの目的、安全対策の確認、会社案内をした後に職場見学を行いました。
その後は工場長より測定器の使い方を覚えてもらいました。
初めて触れるノギス、マイクロメーターの使い方に手こずっていました。
午前中はこれで終了となり、午後からは電話応対、アルミ加工の体験をしました。
◆電話応対
ビジネスシーンでは避けることができない電話応対。近年はスマートフォンが普及したこともあり、連絡の取り方もほとんどがLINEであったり、スマホの電話帳の機能を知らない、使ったことがないなど、LINEには500人以上登録しているが電話帳は3名ほどしか登録してない方もいるようです。家にも固定電話を置いてない世帯も増えています。
このように固定電話離れが進んでいる中「会社にかかってきた電話の受け答えの仕方がわからない」「何を聞かれるか不安で、電話に出るのが怖い」と苦手意識を持っている人も少なくありません。知らない相手や顔が見えない相手と電話でやり取りすることに緊張したり、不安を覚えたり、「固定電話恐怖症」を訴える人も。
とはいえ、職場の電話に出ないわけにはいきません。そこで、電話応対の基本マニュアルと知っておきたいマナーとコツを解説しました。
そして自分達で電話注文を受け、聞き取った内容を注文書に転記して、生産管理課にて作業指示書を発行してもらいました。
◆アルミ加工
社長とアルミ工場主任が指導係となりました。
発行してもらった作業指示書を元に材料選びから行いました。
午前中に測定器の使い方を学んだので実際にデジタルノギスで母材の寸法の確認。
次にフライス加工しやすい寸法にする為、切断機でアルミ材のカットをしました。
こちらも自分達でタッチパネルに寸法を入力して、切断機に材料をセット。
カットされた材料をまたノギスで測り、作業指示書に測った数字を記入。
今度は材料を持って削る工程、フライス加工をしてもらいました。
QRコードを機械に読み込ませ、治具をセットします。
材料をセットしてフライス加工。
フライス加工した製品の面取りを行い、検査員にデジタルマイクロメーターで仕上がり寸法の測定をしてもらいました。
最後にパソコンで作業指示書のQRコードを読み取り作業の完了。
ラベルがプリントアウトされますので製品を袋に入れてラベルを貼って生徒さん達にプレゼントしました。
最後のまとめで、学生さんの感想。
- 一人ひとりが自分の仕事に責任を持っていることがわかった。
- 鉄やアルミの加工方法やお客様への対応をしかっりと学ぶことができて嬉しかった。
- 気づかないだけで、当たり前のように使っているものには時間やそれを作るまでの多くの人の思いがこもっていて、どれ一つとしてもかけてはいけないと思いました。
新卒で入社をする会社は、社会人としての基礎を学ばせてもらう大事な場所です。
今回のことが少しでもインターンシップ生の役に立って、将来素敵な会社に出会って、「仕事が楽しい、やりがいを感じる」と言って生き生きと働いてくれていたら嬉しいです。
当社では、社員の方の理解があって、このようなインターンシップが行えています。
今回の指導係は基本的にはベテラン社員がメインで行いました。
体験してもらう仕事内容が多いと、その分教える手間はかかりますが、何も知らない人に教えることで、自分の仕事の本当の理解度が見えてくるので、社員のレベルアップにも繋がります。
その為、今後は若い社員にも指導係を担当してもらえるようにと計画をしています。
お客様から頂いている仕事で通常業務が忙しい中ですが、社員のみんなで協力し合いながら、地域のために少しでも役に立てていければ嬉しいです。
今回インターンシップに参加された学生さんにはとにかく安全第一で作業をしてもらうこととお客様を満足させる為に品質第一でもあることを理解していただけたと思います。
このインターンシップでの経験を、これからの就職活動に少しでも活かしていただければ幸いです。
参加してくださった学生の皆さん、本当にありがとうございました!