新卒者の当社入社日は３月２１日です。４月１日の入社式までの間、座学と現場実習で「学生」モードから「社会人」モードへの切り替えを行います。４月２０日が給与の締め日であり、４月にいただく初任給が１ヶ月分フルとなります。最初の１０日間の研修中に、初任給の使い方を考えさせておきます。先輩社員を講師として参加させて、初任給の具体的な使い道を紹介して貰ったりもします。

両親への感謝の言葉と共に、今年は何を贈られたのでしょうか？あいにくと新型コロナウィルスの影響があり、家族で外食というパターンは難しかったかもしれません。

基本給は応募時からわかっていることですが、それに追加して手当が付いたり、逆に所得税や各種保険が天引きされます。４月の給料を見て、車を購入する計画やその他、お金の貯め方や使い方を研究し始めるようになります。３月２１日を入社日とすることで、４月の給与がほぼフル（全額）の収入となります。最初にいただける給与はそれほど多くはありませんが、４月から、お金との付き合い方を考えるように仕向けているつもりです。

入社式を終えますと、当社最終工程辺りの実習に入ります。配属先に関わらず、朝から夕方まで、当社の商品に向き合う期間を設けます。毎日研修日誌を提出させ、教育担当が赤ペンを入れて翌日返すということを繰り返します。新卒者は当社入社日からずっと一緒に学ばせ、手や体を動かさせます。ある種の連帯感、「同期」という気持ちを持たせることも意図しています。困った事があれば、先ず最初に相談できる仲間が会社にいるようにします。

今年入社３名は、全員女性です。１名が生産管理、１名が営業、残り１名が機械オペレータを希望されての入社です。ここで、それぞれが配属先での研修に切り替わりましたので、報告いたします。

新型コロナウィルスの影響は大きく、４月に予定されておりました諏訪市の新入社員歓迎会が中止となりました。またその後に計画しておりました当社独自の新入社員歓迎会（土曜日の昼前に集合して焼肉を計画）も中止となりました。思い出作りの場面がなくなる中で「何か」ということで、会社から３名に記念品を贈ることになりました。記念品と共に、入社年を思い起こしてもらたら幸いと考えております。

ところで今年度、第２３期の全社目標に「健康」という項目を追加しました。心と身体の健康増進と共に、新型コロナウィルスに感染しないということにも取り組んでおります。全社活動に新卒者も加わることで、今度は全社での一体感が醸し出されることを期待しております。