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令和6年度ミニバス活動を終えて

茅野市ミニバスケットボールスポーツ少年団を率いて9チーム目にあたりました。今年度のチームは6年生に恵まれ、その大半が1年生または2年生からミニバスを始めていたことに加え、素質のある子が多く潜在していた。今年度のチームに至るまでの間、この子たちが6年生になった時に強いチームが出来るだろうと期待していた。3年前にチームが全国大会出場を果たして以降、県大会上位に絡めていないため何とか成果を出したいと、コーチ、選手共に意気込んでいた。また、私の三男がチームの主軸にいること、会社の同僚の竹内の次男がキャプテンを務めるといった背景も期待が強まる親心は少なからずあった。

<試合前のベンチの様子>

<タイムアウト時のプレイ確認の様子>

県大会で優勝するぞ!!とチーム一丸となり目標を立てるも、長野県内で行く手を阻む強豪チームが当然ある。特に注目する2チームに関しては、練習試合とカップ戦を通じて敗戦してしまう。この敗戦から選手権で戦えるチーム持っていくためのチーム作りの方向性を定めた。

<GUNS MIN(池田町)協力頂き、合同練習を実施しました>

子供達のバスケセンスには恵まれるが、上位レベルで戦うために絶対的に不利なのは高さが無い(身長が低い)ことだ。茅野にはセンターポジションに170㎝が一人いることが幸いであったが、キャプテンの竹内が160㎝で、以下選手は軒並み小柄な選手ばかりだ。上位大会は身長の大きさの影響が出やすい傾向があり、実際に絶対的な王者として君臨する長野のチームは、完全に大型チームである。また東信地区の有力チームは160㎝台が4人有するチームで、こちらも茅野との体格差が明らかだ。

<新人戦中南信ブロック優勝>

<キャプテン竹内の県内屈指の速さを誇るドライブは強力なチームの武器>

そんな大型チームに立ち向かうべく、茅野の特徴として早いトランジション(攻守の切り替え)を更に磨くことが課題としてありました。オフェンスになる瞬間(仲間がボールを保持する)の予測をし、両サイドラインを走り出しそこにパスを出す速攻の形を作ることを強みとした。また、体格の大きい相手に立ち向かうためには基礎体力はもちろん、当たり負けしないフィジカルの強さが求められました。

トランジション、フィジカル、いずれも向上させるためには基本的な走り込み、体幹、トレーニング、フットワークを重点に実施してきました。子供たちにとっては非常に厳しい練習内容であったと思いますが、本当によくついてきてくれました。

<横須賀市内で開催されたカップ戦に出場。決勝で静岡県の強豪チームに敗戦。>

実践で実力を発揮するため、アウェイでも環境に適応してパフォーマンスを発揮するため、練習してきたことを実戦で発揮することが出来るか確認するため、多くの試合の機会を設けてきました。年間約130試合をこなしました。その多くの試合を県外遠征に費やしまし県外の強豪チームと対戦をしてきました。多くの試合の甲斐もあり、茅野の課題としてきたトランジション、フィジカルは、小型チームながらも磨きをかけることができました。

<茅野市スポーツ祭10人11脚。中学生を抜いて優勝!!素晴らしい団結力の6年生>

<信州ブレイブウォリアーズの三井選手に来て頂きました!!>

選手権大会の準決勝は昨年度優勝チーム。5月の練習試合では2点差で敗戦をした経緯がある。茅野と同じ早い速攻を得意とするチームだ。

 第2ピリオドまで、相手のミドルシュートがバシバシ決まり点差をつけられてしまう。序盤は茅野の得意とする形を作らせてもらえない。(ディフェンスの戻りが非常に速かった)

後半に連れて徐々に茅野のペースを取り戻し巻き返すが、序盤の点差を埋めることが出来ず、47対42で惜しくも敗戦。3位決定戦で必ず勝ち、絶対に北信越大会に行くぞと子供たちと意識を共有する。

 3位決定戦、東信地区王者の大型チームだ。はたから見れば、どう見ても茅野が体格面で圧倒的に不利だ。この試合は茅野のトランジションを存分に発揮させるゲーム展開をすることを確認。準決勝の敗戦は相当悔しかったはずだが、気持ちを切り替え臨んだ結果、60対32で見事勝利を収めることができ、北信越大会出場の切符を得ることができた。

<親子バスケ。子供たちのスピードについていけず、転倒では済まず転がってしまう一幕も>

【戦績】

長野県アンダー12新人ミニバスケットボール大会中南信大会 優勝

第7回二川CUP(愛知県) 優勝 

諏訪地区交換大会 優勝

南信地区リーグ戦 1位

第5回MK杯長野県U12選手権大会 3位(北信越大会出場)

第2回長野県U12リーグ戦最終順位決定戦 2位

<北信越大会。得意の速攻の場面>

ミニバス活動を通じて、バスケットのスキルだけを身に付けるのではなく、人としての成長にも心がけてきた。

バスケットボールが出来る環境を提供してもらえていることに感謝、バスケットボールを行うために送り迎えやお金の工面をしてくれている親御さんに感謝、一緒にチームメイトとして励まし合い切磋琢磨できた仲間に感謝、多くのサポートがあってミニバス活動が出来ていることを忘れてはならない。

苦しい時には歯を食いしばり、課題を乗り越えるために自己努力し、仲間が悩んでいる時には励まし合い、みんな人としても成長できた。今後のバスケに人生のみならず全ての人生の糧となることを祈っています。

みんなと一喜一憂した時間が最高に楽しかった!!本当にありがとう!!

<福井県セーレン・ドリームアリーナにて>

スポたま「ミニバス茅野市(男子)北信越出場決める」  

地元テレビ局で放映されました!!