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活動報告

技能実習生の”卒業旅行”は八ヶ岳

当社は毎年、フィリピン工場より社員を技能実習生として来日させています。5年経ちますとフィリピン工場に帰り、いろいろな意味での経験者となって現地で貢献することを期待しております。

日本で新型コロナウイルス感染第2波が終息した頃、海外への渡航が現実のもの(それ相応の金額で飛行機に乗れ、現地に着いたら受け入れてもらえる)となりました。足止めを食っていた当社技能実習生もようやく、フィリピンに帰国することができるようになりました。足止め料の代わりという訳ではありませんが、当社社長よりどこか連れて行ってほしいところがあるのかと聞かれた時、「登山。」という回答が返って来ました。幸いにも社員の中に、登山を趣味としている者たちがおりました。手頃なところで、「北横岳」登山が企画されました。右の地形図はWikipediaより転載させていただきました。

晴れた週末、ガイド役の社員が当社社長とフィリピン共和国からの技能実習生を案内しながら登山道を歩き、北横岳の山頂に立つことができました。自分の足で立つことができた山頂からは雪を頂いた山々を眺めることができ、日本での良き思い出になったのではないかと想像しています。

今年はコロナ禍の中、不自由しながらの日本の生活は苦しいことが多かったのではないかと想像します。「新型コロナの感染リスクを考えれば日本の方が安全だから、日本にいて良かったのでは?」という考え方もあるかと思いますが、それはやはり日本人目線であります。誰にとっても、母国は母国であります。

夜になればネオンもほとんどない田舎暮らしですが、諏訪も日本であります。日本においても、都会とは別の暮らしが地方にはあるということを知ってもらうことは、やはり重要なような気がします。

ところで来年帰国する技能実習生は、どのような「卒業旅行」を望むのでしょうか?
   

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