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’21年6月1日より第24期が始まりました

【第2版】 ’21年6月4日 画像を追加し、スローガンに新たな解説を追加
【第1版】 ’21年6月2日 画像なしのべた書き(速報)


毎月の第1稼動日は、当社では全体朝礼を開きます。コロナ禍で通常の朝礼は職場毎に行っていますが、全体朝礼は営業部と製造部の2グループに分けての開催となります。年12回の全体朝礼ですが、6月は特別です。当社事業年度の開始月に当たるからです。

いよいよ当社は第24期に突入します。数年前まではベンチャー気分でおりましたが、今はもっと大人の会社になる必要を感じています。地元の諏訪市でもそれなりの規模の会社として認められるようになって来ました。企業としてCSRを意識した行動が期待されているようにも感じます。そして数年後、創業30年を迎えることができれば、いわゆる長寿企業の仲間入りができるのではないかと思います。今はベンチャーでも老舗でもない、企業の寿命とすると魅力のない時期(外部に対してアピールするネタになりにくい時期)であるかも知れませんが、じっくりと力を蓄える、あるいは伸ばすべき所をしっかりと伸ばす時期と捉えています。

以下、社長の言葉を直接に引用したりしますが、それが分かるように青字にしておきます。文字色にも注目して読んでいただけますと幸甚です。なお本記事は、当社の社員を読者の一部に想定しています。復習の意味で社員が、この記事を読み返してもらうことを期待しております。

第24期の全社目標の発表の前に、社長より次のようなお話がありました。毎朝、各職場の朝礼に続き、8時35分までの10分間に行う朝清掃のことについてです。
  
清掃の時間に巡回すると、清掃以外の使い方をしている方達が何名かおりました。持ち場の清掃は必須で、あえて就業時間内に組入れ、職場の安全、生産の向上に活かす時間にしたはず。「場を浄め、礼を正し、時を守る」が当社の基本方針です。仕事の始まりの清掃時間を有意義になるよう意識し、無言で取り組んでいただきたい。
全社員で同じ時間を同じ目的で共有できる、貴重な時間でもあり、大きな成果に繋がる時間だと考えています。


さて第24期のスローガンを紹介します。ちょっと説明が必要だと思いますが、次のような文章です。
コロナ禍の中で第24期は、「お客様要望の高まり、お客様要望に動じない生産工程の確立、サービスの強化を図る」ために、全社員に向け新たな目標を掲げました。
第24期 スローガン
製造原価で決まる金額以上に価値を付加する活動を工夫と改善で推し進める

それでは「ちょっと説明が必要」という部分を解説します。お客様の要求仕様を満たさない製品は不適合(不良品)となります。以前は良品判定されていた打痕やひっかき傷が不良判定されたり、平面度や平行度の要求が厳しくなっているのは事実です。また短納期の要求は、コロナ禍でさらに厳しくなり、当社の生産計画を乱す要因となっています。これらの品質や納期に関する要求は製造原価をアップさせますが、そのようなお客様の要求に応えることができなければ、当社の存在価値が脅かされるという危機感が根底にあります。

今年の大卒の現場実習の日報で、次のようなことがありました。その日は切断バリの除去作業に取り組みました。「製造原価を下げるために、効率的なバリ取り方法が必要。」と本人が書いてありました。正しい仕事への取り組み方です。例えば、手を早く動かすとか、休憩時間にトイレに行って勤務時間中は持ち場を離れないとか、仕事に早く慣れるとか?社長からのコメントは、
「ポイントを抑え、素早く」は間違っておりませんが・・・。 〇〇くんがバリ取り作業で見出せる付加価値はあります。
後工程の方達への時間的余裕を見出す仕事の優先順位、置き方の工夫による安全性や生産性を考慮した働き。
この働きの差が付加価値であり、新人教育で一番力を入れてほしいところ。
でした。製造原価はその仕事に投入された時間を元に計算されることが多いものの、その金額には載らない「後工程に影響を及ぼすカイゼン」があるのです。これまで生産性を上げましょうと号令をかけて来ましたが、「自分の仕事の結果が後工程の製造原価に影響を及ぼすことができる」、そのような視点で今年度は全員が取り組んでみたらいかがでしょうかという提案であります。これならば、間接スタッフを含め、全員が取り組める課題です。

簡略した言い方をすれば
個人個人で進める生産性向上活動に、
後工程を含めたチーム活動の要素を追加しましょう

となるでしょうか?

「後工程はお客様」は品質管理でよく使われる言葉です。これを生産性に転換してスローガンにしたように感じました。

このスローガンの下、5本柱の目標が示されました。
・ 安全
・ 健康
・ 品質
・ 生産性
・ 売上げ
記事が長くなりましたので、今回はここまでとさせていただきます。

 

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