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11月1日より品質月間が始まりました

第60回品質月間が本日より始まりました。当社ではポスターと垂れ幕の掲示をして、社内外に取り組みを表明しています。


11月の全体朝礼の場で、林社長より品質に関するお話がありました。2つのエピソードを交えてお話がありましたが、このコラムではその中から1つをピックアップしてお伝えします。

創業時にあるお客様から言われた

品質とは会社の質、会社の質とはそこで働く人の質である

という言葉が紹介されました。今から20年以上も前にお聞きした言葉でありますが、まだ社長の頭の中にはくっきりと残っており、大事にしておられるのでありましょう。


そもそも品質の「品」という文字の意味ですが、品物ではなく、品位とか品格と解釈すべきであります。だから、どのような仕事にもその品質があるということです。社長は続けて具体的に

   営業の品質、見積りの品質、受注の品質、製品の品質(精度)、納入の品質、全てのプロセスに品質がある

というように例を挙げられ、説明されました。

社員一人一人が自分の仕事の品質を意識するように促されたのでありますが、それは単に「全力を尽くしなさい」ということではありません。100%の力を発揮しても不満足なレベルのこともあるかも知れません。その場合、単に時間を更に多くかけたりしても無駄な努力で終わることになります。生産性が下がるだけです。自分を基準にした「満足・不満足」(自己満足)ではなく、その仕事の結果を受け取る人(=後工程はお客様)の立場で「満足・不満足」を判断すべきです。その時点の自分の力だけで満足させることができなければ、上司や同僚の援助を受けることが妥当な仕事の進め方となるでしょう。

逆の場合もあります。仮に自分としてはまだ納得できないレベルであっても、納期の関係等で終わりにしなければならないこともあるかも知れません。その仕事の依頼主がOKと言ってくれるレベルであれば、品質としては満足な状態でありましょう。一定水準の仕事の出来映えであれば、早い仕上がりの方がありがたいことが多くあります。


まとめますと、「お客様視点で、お客様の立場に立って自分の仕事の品質を評価しよう」という趣旨です。自分の頭の中で想定しているお客様が常に社外にいらっしゃるとは限りません。社内の後工程がお客様になることが多いはずです。将(まさ)に後工程はお客様であります。そのお客様が不満足でないレベルをまず目指すことです。各人の仕事の質と自分の担当するプロセスを改めて意識しながら品質月間を活動して行きます。

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